トラばさみで負傷した 三毛ちゃんを引き取りました。

2013.02.27 Wednesday 21:44
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    津波の被害が大きかった亘理で、トラばさみに挟まれて、身動き取れずにいた猫がいて住民の通報で、保健所に救助していただきました。
    息も絶え絶えで、右手が壊死状態の痩せた三毛猫で通報した住民は、トラばさみから外して、いてくださったようですが、傷が乾いていたので、負傷してから1週間は経過しているのではないか?と、保健所の見解でした。
    傷の状態から、自分で必死で引き抜こうとして、自分の腕の筋肉がそげ落ちて、かえって骨を露出させてしまったような傷跡でした。
     その際に、初めて会った保健所の方に、負傷した手を差し出して、抱っこをせがむほど人間を信じ切っている猫だったと言うこともあり、このような怪我をした猫でも里親を捜してもらえるか?という事で連絡が来ました。
    130226_1711~01.jpg トラばさみを設置することは、動物虐待に相当します。

    動物愛護法の罰則には、

    第二十七条 愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。

    2 愛護動物に対し、みだりに給餌又は給水をやめることにより衰弱させる等の虐待を行った者は、三十万円以下の
    罰金に処する。

    3 愛護動物を遺棄した者は、三十万円以下の罰金に処する。
    とあります。
    現在は保健所と警察がご近所の聞き込みなどをしながら、これからも、このような被害が出ないように、捜査を続けているようです。

    この三毛猫は、飼い主がいるかも知れないと言うことで、規定期間は保健所で保護していましたが、飼い主は現れなかったため、早急に治療の必要があるとのことで、バトンタッチで引き取らせていただきました。この寒空のなか食べることも飲むことも出来ず、もちろん、暖をとれるはずもない環境下にいた、何の罪もない、この三毛猫が哀れで、不憫でした。
    130226_1713~010001.jpg

    そして、以前もトラばさみで、瀕死の状態の猫を救った、バトンタッチの猫担当の、リリーママが、救いの手を差し伸べて、すっかり、手の骨が浮き出ている子に、暖かい愛情を注いでいます。
    130227_1537~02.jpg

    130227_1536~01.jpg
    本来、切断して治療を始めなくては危険な状態ですが、猫風邪で、鼻水と涙で体力が落ちていること、すっかりやせ衰えているため、麻酔に耐えられないだろうという獣医さんの判断で、とにかく栄養を付けて風邪を治して、体力を付けての切断手術となります。
    なんと、獣医さんに診断受けている際も、また、自分から獣医さんに抱っこをせがみ、獣医さんも、これほどの負傷しても人間のぬくもりを求めようとするこの子に、驚いていたそうです。
    現在は、成猫なのに、体重が2キロもない状態なので、せめて2キロになるように栄養価の高いフードを与えています。
    130227_1540~02.jpg

    130227_1539~04.jpg画像を見ても分かるように、壊死した右手の先の手の骨が、露出しています。

    その動かない手を、リリーママの首に手を回して、必死でしがみついています。
    「怖かったよ」「痛かったよ」「もう、私を離さないで〜〜」「私は、助かったの?助けてくれてありがとう」と言わんばかりに、愛をむさぼるかのように、まとわりついて離れない三毛ちゃんです。
    でも今はリリーママに抱かれて、暖かい手ぬくもりを感じているのでしょう。
    保護から1日が経過して、目が安堵の色を示して、もう、すっかり安心した表情を見せてくれました。
    130227_2121~020001.jpg
    炎症を起こしている目に、目薬を刺してもらって、うっとり、安心している三毛ちゃんです。
    これから、幸せになれるよう望みを持って生きていけるように、のぞみちゃんと名付けたいと思います。
    体力が回復して、手術が成功する事を、どうか、皆様応援してください。



    何のために、トラばさみを仕掛けなくてはならないのでしょうか?
    なぜ、のぞみちゃんは、このような辛い思いをしなければならなかったのでしょうか?

    どんな命も、大切な命です。

    万が一、人間が、さらには小さな子供がトラばさみに掛かることもあり得たかも知れません。

    どうか、人間の都合で罪のない動物を傷つけないで欲しいです。





    ピース君と、祈りちゃんの経過報告

    2013.02.23 Saturday 22:09
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      先日、トップページに、ピース君と祈りちゃん基金を呼びかけましたが、現在の2匹の状態を、報告させていただきます。
      ピースは、現在、クーちゃんママのもとで、お尻の状態を見ながら、飼育している状態です。
      常に、便が、流れている状況でしたので、便臭が漂うことを避けるために消臭効果のあるリモナイト入りのフードをあげていました。130223_1732~33.jpg


      130208_0825~14.jpgリモナイトは、消臭効果ミネラル成分を含んだマグマが入っているため、便が黒くなるので、おむつをしないと、お布団や、毛布が、黒く汚れてしまっていました。
      思い切って、フードを低カロリーの、普通のフードのみに変えてみました。130223_1119~28.jpg

      その結果、意外とお尻も汚れず、便も固まりになり排便を催す時には、散歩に行くと、踏ん張るしぐさをするようになっています。
      ただ肛門は、便が常にとどまっているせいか、やや、荒れています。
      130223_1623~59.jpg130223_1623~45.jpg
      そのため軟膏を塗り、肛門の状態を見守り、このまま、自然体で、様子を見て行こうと思っています。
      ピースのお姉さんの、キャンデイちゃん(以前はトンちゃん)の画像が届きました。
      IMG_20130205_1808580001.jpgどことなく、似ていますね〜


      祈りちゃんについては、相変わらず、おなかを絞って、便を絞ってあげなくてはなりませんが、
      130213_0829~52.jpgためてから絞らずに、毎日決まった時間に、まめに絞ってあげることで、ため込まずに、祈りちゃんが不快にならない状態でいられることがわかりました。
      そして、2本前足だけしか動かなくても、前足だけで、3段ゲージをの登ったり下りたり、器用に動けるようになりました。後ろ足は、まるっきり動きませんが、前足だけでも、かなり早く走ったり子猫らしく、じゃれたり、まとわりついたり、可愛い仕草をしてくれています。
      130206_2249~54.jpg130206_2250~19.jpg



      次に気仙沼のポン汰ですが、2度ほど里親希望者さんが現れたのですが、気性の荒さで、うまくいかず、出戻ってきていました。そこで少しでも穏やかになってもらうために、去勢手術をしました。
      130217_0801~070001.jpgあまり、体を障られるのが嫌いだったので、気が付きませんでしたが手術の際に、おなかに腫瘍があることがわかり、一緒に切除していただきました。130216_1747~060001.jpg
      もし、去勢をしないでいたら、この腫瘍が大きくなって、手遅れになっていたかもしれません。
      早めに、見つけることができて、切除も出来て良かったと思いました。
      130217_0759~10.jpg
      男としての本能を去勢によって、そがれることで少しでも穏やかに、闘争心がなくなってもらいたいと願うばかりです。



      それから、反対に臆病すぎるほどの喜々ちゃんですが、
      130223_1631~45.jpgやっと、散歩にいっしょに行けるようになりました。
      130223_1631~28.jpg
      虐待されていたみたいで、おびえてばかりいましたが、ちょっとだけ人間を信じられるようになったようです。これからも、少しずつ心を開けるように、静かに寄り添う気持ちで接していきます。

      現在、県南の劣悪な環境下での自称ブリーダー130218_1251~010001.jpgから、犬を救うために、バトンタッチのメンバーが警察や保健所さんにアドバイスを受けながら、里親探しのお手伝いを申し出るという交渉をしています。
      狭いところに40匹から60匹の小型犬がいて、以前は餓死したこともあったそうです。
      出来るかぎり、不幸な命を減らすよう努力していますが所有権の問題で、いろいろと難しいようです。
      今後は一時預かりさんを募集していくことになるかもしれません。どうか、よろしくお願いいたします。



       最後に、おかげさまで夫の葬儀および、初七日を、無事に終えることが出来ました。
      皆様のお心遣いに、感謝申し上げます。
      これからも、何かと不手際があるかと思いますが、ご了承願えれば幸いです。

      お知らせ

      2013.02.16 Saturday 06:24
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        毎日寒い日が続いております。

         以前より、バトンタッチ代表 クーちゃんママの夫が、脳幹梗塞のため介護をしているとお伝えしてまいりましたが、介護のかいなく、2月13日永眠いたしました。
         何かと、取り込んでおりますので、ブログの更新等が、滞っておりますこと、お許し願いたいと思います。 
             陳謝してお知らせといたします。
                  
                             クーちゃんママこと 小松美岐子。

        2月10日の里親探しのイベント

        2013.02.11 Monday 21:17
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          130210_1051~43.jpg昨日は、古川のイオンタウンにて、里親探しのイベントでした。
          以前、震災直後に、保健所から引き取りしたビーグルのマルちゃんの里親になってくださった木村さん一家が、10時開催から、お手伝いに来てくださいました。
          130210_1051~290001.jpg息子さん2人が、ポスターまで作ってきてくださって、会場に貼っていてくれました。
          すごく、上手にかけていますね〜〜

          とっても、ありがたかったです。
          木村さんご家族の皆さん、本当に、ありがとうございました。


          さらには、昨年末に、子犬の里親さんになってくださった仙台市の堀越さんご家族と、北浦の橋本さんが、姉妹犬を連れてきていただきました。130210_1059~19.jpg
          130210_1104~36.jpg
          やっぱり姉妹だから、似ていますね〜〜
          130210_1111~14.jpg
          130210_1104~42.jpg130210_1106~15.jpg130210_1112~59.jpg130210_1112~50.jpg
          どこが似ているとか・・・大きさが、ちょっと違うとか・・・毛の長さや、尻尾が、違うとか・・・大にぎわい。
          もう、ここだけ、別世界

          そして、もう一人駆けつけてくださったのが、年末の仕事納めに引き取りしたオサム君こと、現在は、ケンタ君です。
          130210_1305~16.jpg保健所にいたときは、毛玉だらけだったのが、今は、しっとりと、上品な貴公子になりました。
          130210_1305~05.jpg
          130210_1255~37.jpgかっこいいツナギのお洋服が良く似合っていました。お散歩お姉さんを覚えてくれていたみたいで、「ひさしぶり〜〜元気だった〜 お洋服噛んでしまって、ごめんね」と言っているようです。
          ケンタ君は、初めて会う人の洋服の袖を噛んで離さないという変わった癖がありました。
          きっと、保健所にいて、誰も迎えに来てもらえなかったので不安だったのでしょうね。
          だから、優しい人を見ると、離さないでと哀願の意思表示したのかもしれません。今は幸せになって変な癖は、減少しているそうです。
          良かったねケンタ君 これからは安心して良いんだよ

          さてさて、里親探しですが、残念ながら、犬は黒蜜だけしか決まりませんでした。黒蜜も、以前より子犬がほしいということで里親希望のアンケートを出していただいていた方がいたので、昨日は、確認のため会場に来てくださる運びになっていて、ほぼ決まっていたので、里親探しでの決定はゼロということになります。

          130210_1415~26.jpg特にテツ君は、人気者だったのに、成立には、ならずです。

          130210_1102~06.jpg

          テツは、やや大きいながらも、性格の良い、扱いやすい男の子です。
          要求吠えもなく、人に対して友好的で、穏やかな優しい子です。
          テツも震災後、保健所に収容されていて、引き取りましたので、もう、1年以上2年近く保護していることになります。
          テツが心の底から落ち着ける家族との出会いが、きっと、いつかあると信じている日々です。
          少し、さびしげなテツなのです。
          130210_1219~08.jpg130210_1052~59.jpg130210_1100~11.jpg
          そして、続いて大人気なのが、バトンタッチの看板犬の愛ちゃんです。
          お子さんからも、大人の方にも、お年寄りにも、皆さんからなでなでされていました。
          通りすがりの方々が、また、戻ってきてなでなで、さらに、買い物も終わっても、またまた戻ってきてからなでなで・・・愛ちゃんも、皆さんの気持ちを素直に受け入れて撫でてもらうのが私の使命といわんばかりの風情でした。皆様ありがとうございました。

          そして、やはり、あどけない黒蜜も、超 モテモテ
          130210_1054~59.jpg130210_1417~30.jpg
          130210_1053~570001.jpg
          ポンタは、騒ぐので、ゲージに中で我慢してもらっています。



          130210_1114~380001.jpgそして、さすがに、イオンタウンさんですね〜
          人が多くてびっくりです。130210_1114~51.jpg
          次々に、人だかりで、ワンコやにゃんこにも、声をかけていただきました。
          なので、犬は一匹も里親決定にはなりませんでしたが、猫は8匹の里親さんが決定することが出来ました。

          おいでいただいた皆様、ありがとうございました

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          セッターの子犬生後34日目

          2013.02.03 Sunday 21:54
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            年末に生まれたセッターの子犬が、生後一か月過ぎて、かわいい盛りとは、このころの子犬のことを、いうのでしょうね
            130202_1430~170001.jpgむくむくで、あどけなくて、純粋無垢で、見ているだけで、癒されます。
            130131_1257~010001.jpg130202_1425~230001.jpg
            おっぱいを、いっぱい飲んで・・・
            130129_18115200010001.jpg
            いっぱいネンネして・・・・・


            130202_1417~340001.jpg食べたら、しっかり出す。すべての行動、しぐさが可愛いです。
            130202_1415~160002.jpgフードを見せれば、遊び道具にして
            130202_1420~110001.jpg
            いっちょうまえに、兄弟げんかも、します。
            130202_1422~400001.jpgひとり、孤独を愛する子もいます。

            5匹の子犬たちは、すくすくと成長しています。
            もし、セッターを保健所から救わなかったら、この5匹の子犬たちは、母犬もろとも、この世になかった命です。

            人間のエゴから、殺処分というシステムが、この社会からなくならない限り、数多くの尊い命が消えています。
            そんな殺処分から救い出した犬猫の里親になって、救っていただきたいのが、バトンタッチのお願いです。
            そして、どうか、どんな子も終生愛情をかけて欲しいと願います。



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              くーちゃんママ
            • 3月10日 日曜日 とみやどにて 譲渡会です。11時から14時までです。
              ちゃちゃはる
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            • 2023年 ありがとうございました。応援いただきました皆様に1年間の感謝を申し上げます。
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            • 11月26日 涌谷イオンにて譲渡会です。11時から14時までです!
              みゆ
            • 8月20日 ㈰ 涌谷イオンにて譲渡会です。11時から14時まで
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            • 8月20日 ㈰ 涌谷イオンにて譲渡会です。11時から14時まで
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